Release: 2022/04/23 Update: 2022/04/23

【海釣り公園視察】横浜市:本牧海釣り施設【沖縄初の海釣り公園設置に向けて】

南国釣りコでは、釣り人への教育施設を兼ねた釣り公園設置へ向けた情報収集・発信を行っています。

第4弾は横浜市にある本牧(ほんもく)海釣り施設のレポートです。

本牧海釣り施設のL型桟橋

本牧海釣り施設までのルートは、JR桜木町駅前から出発するバスまたは車を利用することとなります。駅から結構な距離があるので、徒歩は厳しそうです。

利用は先着順で、天気の良い休日は満杯になることもあるとのこと(収容人数650名)。

利用状況はサイトで確認できます。http://honmoku.yokohama-fishingpiers.jp/

有料駐車場も満杯で入れないこともあるので注意が必要で、周辺道路への駐車は厳禁です。

管理塔も立派な建物で、チケット売り場、釣具、飲み物や食事の購入、休憩所などがあります。

こちらのチケットは券売機で購入する形式で、職員さんに半券を渡します。

眺めの良い2階休憩室から望む風景を

沖に設置されたL型の桟橋型釣り場と、護岸沿いの釣りスペースがあります。

そして釣り場へ。

手洗い場も綺麗。

最も気になるL型釣り場へ。

L型桟橋は磯子や大黒(第5弾で紹介予定)と違い、独立した基礎が海中に建てられており、専用に作られた桟橋のようでした。角には航路標識(灯台のようなもの)が設置されています。

桟橋の沖側は通路と釣り場が分かれているため、周囲確認のうえオーバーヘッドキャストも可能です。ただし、収容人数が一定数に達するとオーバーヘッドキャスト禁止になります。

また、通路を分ける柵がない連絡通路部分や、人の通行が多い場所はオーバーヘッドキャスト禁止です。

L型桟橋ではコノシロや良型チヌが釣れていました。

コノシロは沖縄ではアシチンと呼ばれるドロクイの仲間で、寿司ネタのコハダとして知られている美味しい魚です。

この写真のコノシロは初心者の親子が釣ったもので、お母さんが初めて釣ったらしく、親子でとても喜んでいました。中の人も立ち会えてうれしく感じる瞬間でした。

L型桟橋は混雑して入りづらい状況だったので(しかもルアーしか持っていない…)、護岸沿いの釣り場へ。視察兼実釣は午後の遅い時間だったので帰る人もいて、広く場所を使えました。

カタクチイワシかな?5cmくらいのベイトが入っていたので大物も回遊しそうな雰囲気でしたが、今回はノーヒット。夕方からアジが釣れるそうです。

後ほどやってきた親子に場所を譲り、しばらく歓談。親子ともにライフジャケット着用を着用して、会話も楽しい方たちでした。

【施設長に聞いてみた&感想】

磯子海釣り施設から事前に連絡を入れていただいており、施設長から海釣り施設の概要や台風被害で一部休業期間があったお話、管理上のあるあるや課題などを教えていただきました。

沖縄でも釣りをされるとのことで、沖縄の釣り公園プロジェクトについてとても興味を持っていただけました。

本牧海釣り施設は東洋一の規模とも言われたそうで、連日、初心者からベテランっぽい方まで多くの釣り人が利用しています。

個人的には沖縄に釣り公園を作るならば、この形式で同程度(それ以上)設備ができるなら最高だなと感じました。

【海釣り施設情報】

横浜市 本牧海釣り施設フィッシングピアーズ

横浜市中区本牧ふ頭1番地

詳細はこちらをご覧ください。http://honmoku.yokohama-fishingpiers.jp/