Release: 2022/04/20 Update: 2022/04/21

【海釣り公園視察】横浜市:磯子海釣り施設【沖縄初の海釣り公園設置に向けて】

南国釣りコでは、釣り人への教育施設を兼ねた釣り公園設置へ向けた情報収集・発信を行っています。

第3弾は横浜市にある磯子海釣り施設(横浜フィッシングピアーズ)のレポートです。

横須賀市の海釣り公園2か所と違い、横浜市にある「海釣り施設」は有料施設となっています。

磯子海釣り施設に関しては、施設の構造などの問題で他の海釣り施設より安い、利用料500円(見学は100円)に設定されています。

交通手段は車の利用(有料駐車場あり)か、磯子駅(JR)東口から出るバスで移動します(4km近い距離があるので、歩こうと思えば歩けるかもですがバスが確実でしょう)

バスの時間を調べていなかったのでバスを逃してしまい、1時間くらい周辺をぶらぶら。南側にある川でチヌを発見しましたが釣りができるようなスペースはありませんでした。

工業地帯の合間を縫ってバスは進みます。途中、開けた港湾があり、釣り人が散見されました。

奥が公園管理事務所

磯子海釣り施設は水処理場の護岸にへばりつくような足場が設置された構造で、入り口の管理事務所でチケットを購入し入場します。

長い柵上の足場が釣り場

なお、利用は先着順になっているとのことで、満席の場合は利用できない事があります。250名の収容が可能とのことで、WEBサイトで公開されています。(見学は人数に含まれず)

【施設・設備について】

釣り竿や子供用のライフジャケットの貸し出し、釣具やお菓子、カップラーメンなどの販売が充実しています。

やや肌寒い日だったので、子ども達が食べているカップラーメンがとても美味そうに見えました(笑)

足場は金網状になっています。メンテナンス性でしょうか。高所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれない。

所々にゴミ箱や喫煙所が設置されています。

トイレは入り口と、釣り場の途中にあります。

トイレは釣り場で困りがちな問題なので、綺麗に整備されているのは助かりますね。

落水者が発生した場合の救命浮環(ふかん)もところどころに設置されており、漁礁が設置されているところも。

周辺は工業地帯です

【実釣】

中の人も釣りをしてみました。水深が結構ある感じです(10m以上)

施設の都合後ろが狭いため、オーバーヘッドキャスト(ふりかぶって投げる)は禁止されていますが、アンダーキャスト(下手投げ)ならルアーもOKです。

足場の下が空洞になっているので、一度足場の下にルアーを送り込んで、竿にルアーの重さを載せてから反動でキャストするとよく飛びます。

もしかするとスピニングよりもベイトタックルのほうが使いやすいかもしれません。

手前は消波ブロックが入っており根掛かりするとのことですが、根掛かりしたと思ったら根掛かりした釣り糸がかかっていました…

短い時間だったので私は釣れませんでしたが、カサゴやメバルを釣っている親子や、大物(おそらくクロダイまたはメジナ)をバラしている釣り人もいました。

【職員の方の対応が良かった】

施設を利用中は定期的に職員の方が巡回しており、根掛かりの外し方やアンダーキャストのコツなどを利用者へ教えている様子が見られました。

中の人もキャストについて質問したところ気軽に応対してくれて、沖縄釣り公園プロジェクトのために来た旨を伝えると予め電話した事もご存じで、他の施設にも連絡していただけました。

なお、横浜の他の海釣り施設も含めて、指定管理はAEONディライト株式会社となっています。

沖縄に釣り公園を設置するならば、釣り人への教育が行える場所である必要があると考えていますが、まさに職員の皆さんの巡回対応は参考になりました。

磯子海釣り施設横浜フィッシングピアーズhttp://isogo.yokohama-fishingpiers.jp/