Release: 2021/04/26 Update: 2021/04/26

【閲覧注意】ミナミマゴチの胃袋の中身からあの生き物を検出!

こんにちは。モソです。

今年の4月、これまでコチ属の1種とされていた魚に「ミナミマゴチ」という標準和名が提唱されたという論文が公開されました。提唱とは命名行為のようなもので、これまで便宜上呼ばれていた名前が正式になった、ということのようです。

https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/ichthy/articles.html

ラッキーキャッツルアーフィッシング③ミナミマゴチ/汽水ハタ編の入稿直前のことで、あわてて原稿を修正したという裏話があったのですが、そのミナミマゴチについて。

作中でも「ルアーはえり好みしない」と紹介していますが、取材用に釣ったミナミマゴチの胃袋から、面白い魚が見つかりました。

※以降、内臓の画像があるので苦手な人は注意です。

ヒイラギの仲間。沖縄ではユダヤーガーラ(よだれアジ)と呼ばれますが、アジとは別種です。

ヒレの長さからすると恐らくセイタカヒイラギでしょうか。

開く前の胃袋の状況。

ヒイラギの目が透けて見えます。

ヒイラギの仲間は棘が硬いので、頭から飲み込んでいるのでしょう。

こんな魚でも飲み込むマゴチは、やはりえり好みしない魚なのかもしれません。

条件によるとは思いますが、ルアーもマッチザベイト的な発想よりも、いかに目の前にルアーを送り込めるかが大事なように思います。

ちなみに、もしヒイラギにマッチさせるとしたら、どのルアーが良いのだろうか・・・バイブレーションとかいけそうな感じです。

ミナミマゴチのお話はラッキーキャッツルアーフィッシングスクール③でどうぞ。