【閲覧注意】ミナミマゴチの胃袋の中身からあの生き物を検出!
こんにちは。モソです。
今年の4月、これまでコチ属の1種とされていた魚に「ミナミマゴチ」という標準和名が提唱されたという論文が公開されました。提唱とは命名行為のようなもので、これまで便宜上呼ばれていた名前が正式になった、ということのようです。
https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/ichthy/articles.html
ラッキーキャッツルアーフィッシング③ミナミマゴチ/汽水ハタ編の入稿直前のことで、あわてて原稿を修正したという裏話があったのですが、そのミナミマゴチについて。

作中でも「ルアーはえり好みしない」と紹介していますが、取材用に釣ったミナミマゴチの胃袋から、面白い魚が見つかりました。
※以降、内臓の画像があるので苦手な人は注意です。


ヒイラギの仲間。沖縄ではユダヤーガーラ(よだれアジ)と呼ばれますが、アジとは別種です。
ヒレの長さからすると恐らくセイタカヒイラギでしょうか。
開く前の胃袋の状況。

ヒイラギの目が透けて見えます。
ヒイラギの仲間は棘が硬いので、頭から飲み込んでいるのでしょう。
こんな魚でも飲み込むマゴチは、やはりえり好みしない魚なのかもしれません。
条件によるとは思いますが、ルアーもマッチザベイト的な発想よりも、いかに目の前にルアーを送り込めるかが大事なように思います。
ちなみに、もしヒイラギにマッチさせるとしたら、どのルアーが良いのだろうか・・・バイブレーションとかいけそうな感じです。
ミナミマゴチのお話はラッキーキャッツルアーフィッシングスクール③でどうぞ。