新たなクロダイ登場?!「イワツキクロダイ」について
こんにちは。モソです。
中の人は漫湖水鳥・湿地センターにて魚イベントなどのお手伝いをさせていただいておりますが、その際に魚の研究者さんから新しい情報を得ることができました。
西表島を中心に八重山諸島には「ナンヨウチヌ」というルアーへの反応の良いクロダイの仲間が生息しています。
この魚、久米島や那覇市内の川でも釣れているという話を魚の研究者さんに話したところ「生息環境が違いすぎる。別の魚ではないか?」ということで写真を見せたところ、どうやら「イワツキクロダイ」という魚の可能性があるとのことでした。
イワツキクロダイは2006年に台湾南部で発見され、2017年に新称が提唱(≒命名)された魚だそうで、久米島でイワツキクロダイらしき魚を釣った人)、その名はタイの研究をされている先生のお名前からとのこと。
ナンヨウチヌとの見分け方(同定)については詳しいお話を聞けませんでしたが、イワツキクロダイはナンヨウチヌに比べ頭が丸い印象があります。
ミノーで釣れているなどルアーへの反応が良いところはナンヨウチヌに似ていそるところもありそうですが、釣れた事例(個体数)が少ないので情報不足でもあります。
研究者の方もサンプルを求めているとのことでした(釣ったら冷凍保存して提供いただけると嬉しいとのことでした。もし釣ったら南国釣りコあてご一報ください。)。
他のクロダイ類との違いや詳しい見分け方がわかりましたら、またお知らせしたいと思います。

12月発売予定の本も修正しなきゃ。