Release: 2019/07/08 Update: 2019/09/09

【釣行記】福島県いわき市 小名浜港で釣りをしてきた。

去る6月下旬に、福島県のサバイバルゲームフィールド「R-GUNスタジオ」様より招待いただき、サバゲーイベント参加しつつ、いわき市の小名浜港で釣りをしてきました。

ゲストが、エアソフトガンのレビューや実銃シューティングでおなじみ、マック堺さんと、沖縄の藪の妖精モソでした(笑)俺でええんか・・・w

出展: http://realhobby.jp/event.html

いわき市の名物の一つが「メヒカリ」という深海魚で、標準和名をアオメエソと言います。エソというと沖縄ではルアー釣りの外道というイメージですが、骨までやわらかく食べられるメヒカリは最高においしい魚でした。

ゲームイベントを楽しんだ翌日は釣りへ。

さすがにメヒカリは釣れそうにないですが、できればアイナメなどを狙えればいいな・・・などと画策し、翌朝を迎えます。

いざ、小名浜港実釣へ

あいにくの天気・・・傘をさして小名浜港へ。宿は小名浜港近くでした。

残念ながら雨がしとしと降っています。

いわき市も東日本大震災での津波被害を受けており、イオンモールが津波の避難場所となっています。

個人経営の釣り具屋さんは、イオンモールとなりの通りに4件ありました。

朝早いためか、平日だからなのかわかりませんが、釣具ひらのさんのみがあいていましたので、情報収集しながら餌やオススメの針を購入しました。

青イソメなどは自販機で販売されています。これ初めてみましたが、40年前から自販機を活用しているとのこと。

ちゃんと活きてる

良さげなポイントを見つけたので、早々に準備してキャスト。

小雨が降るので、ルアーではなく餌で(しかも寒い)。

早速アタリがあり、食いちぎられる。

沖縄のフナムシより大きいフナムシが。

ファーストヒットはグーフー。沖縄にはオキナワフグなど別種がいますので、これも初ヒットの魚。

遊覧船の方がやってきて挨拶をすると「釣れる?」と話しかけてくれたので、しばし釣り談義をしながらアタリを待つ。遊覧船の方も釣り好きとのことで、翌日は山形までテンカラ釣りをしにいくのだとか。ドライフライもよく使うとのことで、めっちゃうらやましい。

沖縄から来たという話をしたら驚いていました(川釣りでサメやロウニンアジを狙う話とか・・・)。

するとアタリが!

こちらも初ゲットのシロギス。沖縄に生息するのはホシギスで、模様に差があります。1匹のみなのでリリース。

雨が止んだので徐々に移動。

遊覧船のおじさん、楽しい時間でした!
次は乗りたい!

あとでわかった事ですが、釣りOKの場所ではなかったようで・・・丁寧にいろいろ教えてくれたのは、挨拶とユンタク(おしゃべり)が良かったのかもしれません。というわけで、釣りOKの場所へ。

沖縄でも、とても参考になるマナーが掲示されています。

釣りOKの場所に到着すると、水面がざわついている。

たぶんイワシが沸いているっぽい。チャンス!

初魚、ブリの幼魚。出世魚で、地域で名称が違います。

使用ルアーはベイトにマッチさせて、ハンドメイドのMZ10で。

サイズは小さいですが、ルアーで釣ったので嬉しい初魚種でした。

水族館脇のポイントへ。ここでサバゲーフィールドR-GUNスタジオのオーナーさんご夫婦に合流。

その後粘ってみたものの、ハゼの仲間。

ここで雨が降り始めてきたので、釣りは終了。

小名浜港での釣りの印象としては、しっかりとしたベイト(おそらくマイワシ)が回遊しており、ずっとボイルしていることでした。食いついてくるのは小型のブリでしたが、もっと大きな個体もいるかもしれません。

また、気候については6月ですがかなり肌寒く、気温は16度。フリースとかゴアテックスパーカーがあったほうが良いくらいの気温でした。沖縄では真冬の気温ですね。

温かいラーメンが染みました。

番外編:帰宅困難区域へ

R-GUNスタジオオーナーご夫婦と、いわき市から1時間ほどのところにある、福島第一原発事故による帰宅困難区域へ。貴重な体験です。

区域の手前で、名簿を提出し線量計を渡されます。事前に予約されていて、午後4時までに戻らなくてはなりません。

住宅や店舗がありますが、住むことができません。時折、住民の方が戻って片づけをしているそうです。

牧場から逃げ出した牛や、山から下りてきたイノシシなどによりめちゃくちゃな状態になっています。

2011年3月で止まったままのカレンダー。

動物や人の侵入によりグチャグチャになった屋内も見せていただいたのですが、写真を撮ってUPするのもなんだかなと思い、この一枚のみで、あとは心の中にとどめておくことに。

除染のために発生した盛土。

帰りは、帰宅困難区域の手前にある仮設の施設で、靴底の放射線量を測定。

こちらは、帰宅困難区域から戻る途中の、とある場所の風景。津波被害が大きかった場所とのことで、駅も新しくなり、その奥は更地になっていました。

言葉に詰まり、気が利いたことも言えず、正直何もできないのがもどかしいですが、現場を見ることができた経験はとても貴重なものとなりました。

いわき市の道の駅にて。いわき市ではイケメンのキャラクターを作っているそうで、その中に、沖縄でおなじみの「エイサー」がありました。沖縄のエイサーは、いわき市出身の僧侶、袋中上人(たいちゅうしょうにん)が伝承しました。

沖縄といわき市には、大きな接点があるのです。

今回の出張では、サバイバルゲームフィールドR-GUNスタジオ様に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

また、ゲーマーさんや港の人も、温かく迎え入れてくれました。感謝です!

また来るぜ!福島!