【釣り】アングラー宮城梓氏のルアー講習会(チヌ編)
2017年6月17日 16:00~18:30那覇市曙の釣具店サンノリー2にて、沖縄出身の釣師、宮城梓氏のルアー講習会が行われた。
ルアーフィッシングファンは続々と集まり50名を超える大盛況となった。
「はじめてで緊張しています。優しい目でみてください(笑)」とはじまった宮城氏のトーク。
話もとてもわかりやすく、理論的かつ経験に裏付けられた内容に参加者は釘付けに。
幼いころから親と釣りをしていたが、小学校5年のときに兄の影響でミーバイやガーラをルアーで釣るようになったという宮城氏。実はゴカイに噛まれてトラウマになったこともあるという以外な一面も。
おもちゃのようなルアーで釣れるという好奇心から現在に至っているそうだ。
それでは講習会の内容をお届けしよう!
ポイントの選び方
・最も気になるのは餌となる魚(ベイト)がいるところ。餌釣りはポイントを作れるがルアーはポイントを作ることができません。
・ルアーで釣れるフィッシュイーターは、ボラやカニなどを捕食しています。河川など汽水域や港であれば砂地のところ。ベイトがいるところはフィッシュイーターがつきやすいです。
ジカリグでチヌを狙う。
宮城氏講習会をもとに作成
水深1.5m以上の場所ではジカリグで狙います。
潮上に魚は頭を向けており、正面からルアーが通ると(ラインがあたるなどして)魚は驚いて逃げてしまいます。
そこで潮に対して、斜めに引くようにルアーを操作します。
こうすることでラインがチヌに当たらず警戒心を解くことができます。
ジカリグの作り方はこちら。
【梓流チヌ釣り】で使用するリグの作り方!是非、参考にしてみて下さい(*^_^*)!よろしくお願いします‼️✨
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— 宮城 梓 (@azusa54) July 14, 2016
水深の浅い場所でのチヌ攻略
水深が浅い場所ではトップウォータープラグか、ソフトルアーを使うことが多いです。
根まわりを狙うことで効率をよくすることができます。
潮にルアーが向かうようにすると好いアクションが期待できます。
あまり浮上して食べるタイプの魚ではないので、水深30cmくらいがベスト。クランクやスプーンもおおむね同じ方向で狙います。
クランクベイト(写真右)も有効で、おそらくルアーが発する波動も含めて、カニとみられているのだと思います。
リップが根掛を防いでくれるので使いやすいです。
宮城氏講習会をもとに作成
マングローブ地帯でのチヌ攻略
マングローブエリアのチヌは、満ちてくるタイミングでマングローブの根についているカニを食べていいます。
潮が動いているときがチャンスで間に入ると狙うのも釣り上げるのも難しいです。
潮が引いて動き出すと釣りやすくなります。
マングローブの根など障害物が多いので、基本的にパワーファイトとなります。
沖縄チヌ狙いのルアータックル
7ftソリッドティップ(中身が詰まったやわらかい穂先の竿)。
ワームやソフトルアーを使うときに使用します。理由は食い込みがよいためです。
トップは固めのロッドを用いています。
PE0.4号を使っていますが、PE0.6号くらいがライトゲームでは良いと思います。
(質問)0.6号でどの程度まで上がる?
50cmくらいまではいけます。リーダーのつけねから切れたりしますが、ラインが痛まないようにベイルアームに傷がつかないよう、タックルの扱いにも注意することが大事です。
PEラインの浮力とリーダーの重さを利用する
宮城氏講習会をもとに作成
ジカリグを用いるときはメインラインのPEを太くします。
ラインの浮力を利用して浮き上がるようにすると根掛りしにくくなるためです。
ただし飛距離が落ち風の影響を受けるのでデメリットもあります。
リーダー(ショックリーダー)についてはPEの号数×4~5倍のフロロカーボンを使用します。
フロロカーボンは比重が重く沈むので、長くしたり号数を太くすれば沈むのが早くなります。
基本的に細いリーダーのほうが食わせの面でも有利と思います。
リーダーの結束は基本的にFGノットで行っています。特に不満がないので。
その他出た質問
(質問)ルアーのメンテナンス方法を教えてほしい。
お湯で一気に塩分を洗い流します。一緒に風呂に入っています(笑)
つづく。次回はオニヒラアジ編をお届けいたします。
宮城梓氏ツイッター
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